第6節 ジェフ×北九州レポ
蘇我夫から、ジェフのホーム北九州戦のレポと写真です。
ヨネはやれば出来る子です。
栃木、鳥取とストレスの溜まるゲームが続いた後で、先週の万博での天敵ガンバ戦でようやく少しは戦う姿勢を取り戻したJEFでしたが、それでも目立ったジャイールやスンウ太子に比べると空回り感の強かった米倉でした。
続いてフクアリに迎えるのは昨年ワーストゲームを演じて我が家のBABEを大泣きさせた北Qです。
ここは今年ヤクザの親分が手下をごっそり一緒に連れてっちゃって全くの別チーム。連れていった先はそこそこの強豪でしたが、こちらもおかげで全くの別チームとなり、結局この親分は両方のチームを破壊した結果になっています、今のところ。
いずれにしても昨年の敵は打ち取らなければ、BABEに合わせる顔もありません。ちなみにBABEは自分の幼稚園のクラス、バラ組の方がJEFより強いと信じています。トホホ。
スタメンからは勇人とシュンキが消えて兵働復活、ケンペスの1トップ、なんと米倉が右SBです。キックオフからその米倉と前節に続いて左SBとなった大岩が攻め込む姿勢を強く出します。 いきなり北Qのミドルが飛んできて嫌な感じも漂いましたが、それを吹き飛ばすような両SBの覇気が、結局この試合の行方を決めたと思います。まずは突進した米倉の高速クロスからこれも駆け上がっていた大岩が豪快なゴールを決めて先制します。こんなにキレイなSB→SBなんていつ以来のことだろう。 2点目はジャイールのCKの球筋を読み間違えたか、何故かドフリーのケンペスがヘッドでまず1点。中盤の構成がジャイール、スンウ太子、兵働と守備をしない連中なので谷澤は大忙し、北Qの侵入を結構許してしまいますが、この日は竹兄が前で積極的に刈り取り、スペースを殺す健太郎、後ろでカットする智、好調な岡本君、と中央の守備がはまり、シュートの数の割には安心して見ていられました。 前半の終盤にはジャイールの個人技での突破からケンペスがシュート、はじかれたボールを蹴り込み3点目。勝敗は決しました。
後半に入ってもケンペスが2人のDFの隙間にボールを置いて鋭い振りでハット達成です。 FKから智の難しいヘッドは惜しくもライン上で掻き出されますが、こういう日は乗ってる人の所にこぼれてくるもの、ケンペスおまけの4点目、5-0です。 智はガンバ戦のロスタイムに続いてツキがありません。 この後中盤でらしくない大奮闘の谷澤に代えて大介投入、兵働が一列上がるという不思議な采配。 2列目が守備をしない3人になり、開き直った北Qに穴のあいた中盤を支配され失点してしまいます。これはいけません、もう一点取りかえさないとまずいでしょ。 兵働に代えて佑昌、スンウ太子に代えて大塚君、と修正を計ります。 最後は今日は重戦車のように走りまくったヨネが渾身の力で駆け上がり、そこに佑昌から優しいけど鬼のようなスルーパス。ライン際でクロスを上げてそのまま倒れ込むヨネ。これをそれまでお休みしてたジャイールがここぞとばかりヘッドで仕上げてゴールショー閉幕です。
ケンペスが初めて見せたFWらしい技術と動き、兵働のさすがの捌き、竹兄の見事なカット、スンウ太子の前に進む力など良いところがたくさん出ました。 中でも今日は両SBの気魄に久しぶりに興奮感激させてもらいました。 大岩もヨネも色々と思うところがあったんだろうなあ。 二人に引っ張られるように谷澤も健太郎もそこを生かそうとしていました。 ジャイールはやっぱりブラジウで、とにかく自分中心、疲れてくるとプラプラ遊んでるだけだけど、ここぞというところで仕事してくれればいいですね。 スンウ太子はこの日も、受けて前向いて鋭いパスを出せる本格派のMFぶりは見せてくれたけど、まだ若い太子なんだからもう少し自分で汗かかなきゃいけませんな。
という訳で中盤の構成力、特に守備に不安はあるけれど、まだまだ序盤戦、進歩していくでしょう。 まずは去年のワーストゲームの相手、北Qを粉砕してホーム初勝利です。
まずはヨネのクロスから
大岩の見事なゴール