W杯 決勝トーナメント1回戦のおさらい

またまたご無沙汰しています。
みなさま、よくW杯見てブログもアップできますなぁ・・・ワタクシ見るだけでヘトヘト。
でも今まで全試合見ましたわ。ほとんど目を開けて寝てたのもあるけど・・・

で、やはり決勝トーナメントに入ってからが面白い。
Gリーグは凡戦も少なくないし、3試合目は消化試合になったのも多かったし。
我らが日本代表も残念ながら凡戦の連続となってしまいました。勝てなくてもイランやオーストラリアくらい奮闘してくれれば良かったのに。イランのグーちゃん(ネジャド)もオーストラリアのケーヒルも頑張っていたじゃない・・・

それはともかく。

備忘録のつもりで、Round of 16を振り返ってみます。

見たときは興奮していたのに、もうずいぶん忘れた(近い過去をすぐ忘れる、トシヨリの証拠。汗汗)・・・ので、かろうじて残っている印象だけ書きます。

決勝トーナメントになると一発勝負なので、負けたくない気持ちが強くなるせいか、まあ延長戦の多いこと。
見る方もよけいに疲れるのです。PK戦になるともう寿命も縮まりそう。PK戦きらい。



Match49 ブラジル×チリ
前半18分にダビド・ルイスがセットプレーから先制するも、32分アレクシス・サンチェスのゴールで同点。
後半はチリが攻勢、ブラジルが守って延長,PK.の末ブラジルが辛勝。
チリ、残念~でもここでブラジルが敗退すると大会運営もままならなくなるかな。
今大会良いGKが輩出されていますが、チリのブラボーもそうでした。PK戦になったらチリ有利かと思いきや、PK戦の前から泣いていたジュリオ・セザールが2本セーブ。重圧のかかる最後のキッカーとなったネイマールもきっちり決めたのは、たいしたものでした。

Match50 コロンビア×ウルグアイ
これはコロンビアのイケメン、ハメス・ロドリゲスの見事な2ゴールでコロンビア快勝。
かみつき事件でスアレスを欠いたウルグアイ、もともとそんなに攻め手がない。守備は相変わらず堅いけど、それ以上にハメス・ロドリゲスのシュートがすごかった。
それにしても、スアレス・・・またやるなんて。

Match51 オランダ×メキシコ
メキシコに勝たせたかったけど、2-1の逆転負け。
サッカーの理不尽さを思わせられる試合でした。
オランダはうちの蘇我夫いう「ハイパー北Q」。守りを固めて、ロッベン、ファン・ペルシー、カイトでなんとかしてね、っていうつまんないサッカー。で、なんとかしてしまう。この試合では、おや、これもあったか、と思ったスナイデルミドルシュートで追いつく。
後半はフンテラールめがけてドカ蹴り。
内容では勝っていたメキシコ、本当に残念。この大会でもベストと言えそうな良いチームでした。
手倉森・・・じゃなかった、エレーラ監督の手腕、なかなかのものです。
ボールを持つと複数の選手がいっせいにダイアゴナルに走り出す、見ていて気持ちの良いサッカーでした。
GKオチョアの数々のファインセーブも忘れられません。
ここで姿を消すとはもったいない~

コスタリカのGK,ナバスも今大会で印象に残る良いGKです。
これはギリシャが自陣に引いてカウンター狙いか、と思いきや、Gリーグとはずいぶん違って攻撃的な姿を見せました。そんなにうまくないし、一本調子なので、コスタリカDFとナバスで防いでしまう。
後半早い時間にルイスのゴールで先制。
ギリシャ、頑張るもこのまま終了かと思ったら、コスタリカ退場者を出して、さらに劣勢。
愚直に攻めたギリシャアディショナルタイムに、たぶんCKからパパスタソプーロスって絶対に覚えられない名前のDFのゴールが決まる。
その後も攻め続けたギリシャ、PK戦で敗退。

ギリシャにあって日本になかったもの、体格などは仕方ないものですが・・・これを考えれば、日本がGリーグ突破できなかった原因のいくつかはわかりそうです。

Match53 フランス×ナイジェリア
オデムウィンギ、ミケル、モーゼス、ロリス、エブラ、コシェルニー、ジルーと、プレミア勢がいっぱい。
東京と同じ4-3-3で、後半ジルーを下げてベンゼマの1トップに。中盤やっぱりちょっと空く時があり、4-3-3はそうなりやすい。ただ、東京のように空きっぱなしということはありませんでした~
そのせいかどうか、立ち上がりからしばらくはナイジェリアがスピードで攻め込んだけど、徐々にフランスが盛り返す。
ナイジェリアもドリブルで突破を測る場面もありましたが、なかなか得点できず。
後半ボグバのCKからの見事なヘッドで先制、フランスは若い選手が多くて楽しみ。
ナイジェリアのGKも良かったなあ・・・
わたしとしては、深井みたいなMFバルブエナが気に入りました~

Match54 ドイツ×アルジェリア
アルジェリア大健闘。
ドイツはアルジェリアの守備を崩せず、時々鋭いカウンターを仕掛けられるも、ノイアーがすばらしく広い守備範囲で防御。
そりゃそうでしょ、ガナーズでもメルテザッカーは足が遅くて心配ですもの。
ドイツDFの足が遅いぶん、ノイアーがエリア外に出て来て何度もタックル。
これはみものでした。
延長に入ると、ケチャップの定理があるかもと思ったら、案の定シュールレと我らが羽生じゃなかった、エジルが得点。シュールレが途中からはいるとイヤなのは、よく知ってる。
アルジェリアもただじゃ終わらない、2得点で気の緩んだドイツに、1点返すも力尽きる。

Match55 アルゼンチン×スイス
トーナメント1回戦で一番つならなかった試合。
延長後半ディマリアのゴールが決まってアルゼンチンの勝利。
しかし、それまであまり見るべきシーンもなく、メッシ頼みのアルゼンチン。 
スイスもたまにカウンターやセットプレーでチャンスがあるものの、スコアレスでこれまた延長。
延長前に嘔吐するメッシの映像が。
延長後半、これもPK戦かと思ったら、それまでしっかりくっついていたメッシを自由にしてしまったスイス、メッシからディマリアへ絶妙のパス、ディマリアのゴール。一人走っていたような印象のディマリア、これは報われてもいいな、と思いました。
スイスもシャキリが頑張っていましたが、作戦メッシの前に敗退。

Match56 ベルギー×アメリ
これもまたまた延長までもつれ込みましたが、非常に面白く、エキサイティングな試合でした。
Gリーグでも思いましたが、ベルギー代表のベルトンゲンは、スパーズにいるときとちょっと違う。
この代表では本当に中心選手で、得点も決めれば、ロングスローもするし、FKも蹴る。
スパーズでのなんとなくぼーっとした感じ(失礼)から見るとちょっと驚きます。
ベルギーがアザール中心に攻撃をする、アメリカがGKハワード(エバートンでも良いGK)を中心に防ぐ、といった試合でした。

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しかし、なかなかゴールを割れず、幸野志有人みたいなデブルイネくんも絶好機を外し、アメリカはハードワークを惜しまずに延長戦へ。延長戦開始からルカク投入、やはりよほどコンディションが悪いのでしょう。
入ってからもとんでもない方向にパスしたりしていましたが、でもやはりちゃんと仕事しました。
延長に入ってアメリカに一瞬の隙があったか、ルカクの突破からデブルイネのゴールが、やっと、という感じに決まる。
ケチャップ定理発動、ルカクが2点目。
しかし、ここがアメリカ、くじけることなく、延長後半、どこにそんなパワーがるのかと思うほどの頑張り、走力を見せる。ベルギーが受け身になったところで延長後半早々にグリーンが1点返して、すばらしい意地を見せました。
一歩及ばず、ベルギーが逃げ切り。
アメリカも良いチームでした。



さて、これでやっと今夜~明朝の試合が見られる!