W杯 準決勝 ブラジル×ドイツ やっぱりフットボールは怖い

Match61 ブラジル1×ドイツ7

今日の早朝から半日以上経って、この結果を書いても、ショックの強さは変わりません。

もうあまり何か書く気にもなれませんが…

朝5時に起きて見ようと思っていたけど、起きられなかったので、録画を見ることに。
結果を知らないように、ニュースなどを見ないようにして。
だから録画を見るまでどちらが勝ったかわからないのですが、ただ録画時間が表示されているので、90分で決着がついたことはわかってしまいました。
とすると、2ー1くらいかな。どちらが勝ったかはまったくわからないけど、スコアはそのへんかな。
蘇我夫は毎回「可愛げない」ドイツの勝利の可能性が高いと思っていたようです。

さて、ドイツはフランス戦と同じスタメン。
ブラジルはネイマールを怪我で欠き、チアゴ・シウバが出場停止。
守備意識は低くないチームなので、堅い試合になって、またセットプレーで得点するのでは、と思っていたのが、まったく外れ。
セットプレーで得点したのは、ドイツの方でした。

ともかく、ブラジルは、まるでグループリーグで3点以上とって勝たないといけない試合に臨むような入り方でした。初めの数分、そんなふうな勢いで攻撃してきましたが、ドイツはそれに慌てることなくやり過ごして、すぐに流れを引き寄せて先制しました。
試合前からリードされているかような落ち着きのないブラジルチーム、最初のCKでミュラーをフリーにしてしまいました。
なんともあっけない。
そして、先制されたらさらに浮き足立ち、失点を重ねてしまう。

パスは繋がらない、カットされてはきれいに早いパスを繋げられてゴールに迫られるし。2点目は、ノイアーなら止めたのではないかと思いますが、ジュリオ・セザール為す術もなし。
DFと声を掛け合う余裕もなさそうでした。

ブラジルがこんなにまで壊れるとは。

うちでは、自虐的にジェフ対湘南、東京対フロンターレの、惨殺された記憶と比べていました。
7-1だから、ジェフより弱く、東京よりまし、とかおバカなことを。
湘南戦は記憶に新しく、展開としてはモタモタとパスを出そうとしては取られてあっという間にゴール前に運ばれ失点、のパターンは似ていないでもないかんじ。
クローゼの記録更新、クロースの輝かしさを表す2ゴール。前半で5点とは。

後半になってもブラジルはペースを取り戻すことなく、交代出場のシュールレが、オレもお忘れなく、とばかり情け容赦なく2ゴール。
エジルだけが惻隠の情を持っていたようで、遠慮がちなシュートをジュリオ・セザールにキャッチされました。さすが、かわいいガナーズの選手だわ。
そのあとオスカルのゴールで1点返すも焼け石に水
ただ、決勝に臨むドイツには、大量点で緩まないように、という警鐘にはなったかも。

しかしまあ、キチンとした守備意識、優れたGK、お互いの距離感の良さ、パスの正確さ、そして攻守に勤勉なドイツ、点差はともかく勝ってしかるべきでした。しかもここまで圧倒的な強さを見せていたのでもなく、最強と思われる相手に一番強く力を発揮すると。
かわいくない。




応援していたチームはすべて敗退したので、ネイマールが可哀想、という理由だけでブラジルを応援しようと思いましたが…
やはりよほどの重圧を感じていたのでしょうし、ネイマールがいないと攻撃はアクセントがなく、一本調子。それ以上に、セレソンなら当然成功させるべきパスもクロスも精度を欠いていました。
やはりプレッシャーでしょうか。

開催国としては気の毒な終わり方になりましたが、3位決定戦はせめてきれいに勝ってほしいと思います。

決勝はドイツ対アルゼンチンかオランダになりました。どっちも好きでないけど、ここはアルゼンチンに勝ち上がってほしい。