第12節 東京アウェイ浦和戦 いつも以下の東京。

TV観戦です。
現地組の皆さん、さぞかしやけ酒など召し上がっておられましょうけど、気をつけて帰ってくださいね。

4-1という、最近ではあまりなかった大敗です。
誰に点取られたとか、埼スタでどのくらい勝ってないかとか、書くと気分がどんどん悪くなるので、そのへんはやめておきます。

浦和には埼スタで勝ってないと言っても、ここ数年そんなにひどい試合をしたわけではありません。
ちょっとしたところで競り負けた試合が多かったと思うのですが、今日はもう、ひでー試合しちゃいました。
相手が浦和だから、というのもありますが、こんなに弱くては相手がどこであれ、勝つのは難しい。
結局何もかも浦和の勝ちです。
東京で唯一の光明は、前田が得点したことだけ、しかしその後にまたご丁寧に失点するという、弱いチームがよくやる失点パターンで、今までの「堅守」とは何だったのか、とションボリ。

何もかもダメだったことを、わたしがしても仕方ないのだけど、反省してみると。

まず、マッシモ監督がダメ~
選手選考、フォーメーション、モチベーターとして、失敗。
浦和と点差ほど力の差があるとは思えないので、選手の力を引き出せなかった責任があると思います。
おそらく、よっちが怪我を抱えていることで、林を先発させ、いつもならよっちがする守備の負担を軽減させたのではないかと思います。
しかし、残念ながら林は赤い守備陣の敵ではなく、頑張っていたけど、プレスはかけられず。
これならはじめから前田を使えばよかったと思うのですが。
前半30分足らずで、タマに代えて秀人を入れたところなど、監督が自分の間違えを認めたも同然。
2失点した後、浦和に少しボールを持たせてもらいましたが、全く崩せそうな気配もなく。

中盤の構成力がないので、よっちに良いボールが届きません。
この中盤の構成力という問題は、今季の、というかマッシモ東京の恒常的に抱えているものではあります。
中盤が薄い、としつこく言ってるのもそうですが、何しろ中盤の組み立てと守備と両方を梶山一人でやれ、というのだから大変です。
これではミスも出るというもの。
梶山の両脇は、赤い選手が好きなように使う。
で、秀人を入れてなんとかしようとしましたが、サイドの攻防は終始赤の圧勝。真ん中も。

うちでは昨季から、なぜヨネちゃんをボランチにしないのか、ヨネちゃんと梶山、ヨネちゃんと秀人の2ボランチにすればいいのに~と言ってますが、マッシモ監督にはこれはないらしい。
守備がそんなにうまくない梶山をボランチにして、守備の人ヨネちゃんを前に置くという布陣が、マッシモ監督には動かしがたい基本らしいです。
どうもそうとう頑固者みたいだから仕方ない。
それはそれとしてなぜ、羽生を使わなかったのでしょう?
少しは落ち着くだろうに~


そして、当然ながら、選手がダメ~
球際、動き出しで負けてちゃ、戦術以前の話でしょう。
早々に失点して、すっかり調子が狂ったのでしょうが、まずその失点も、良いときの東京なら、もう少し集中して守れたと思います。
失点しても、これまでなら追加点は献上しなかったと思うのですが、最後まで浦和の選手ほど集中しているようには見えませんでした。
どうもチームの調子も下降線にあるようです。
鹿島戦は負けたけど、ここまで悪くなかったのですが、今日は今季最低の出来。
浦和の皆さんは今季最高かどうかはしらないけど、大変上出来でした。スコアそのままです。

動きが悪かった理由は、代表合宿を挟んでコンディション調整が難しかった選手もいたと思うけど、
「優勝争い経験チーム」と「優勝争い未経験チーム」のメンタルの差も大きかったかと思います。
これが昨季までの34分の1試合ならどうだったでしょう。
絶対に勝つ、とか、前季優勝のためには落とせないとか、言うのはいいけど、必要以上に緊張してしまったのではないかと。
優勝に関して言うなら、浦和の方がずっと悔しい思いも積み重ね、そこから学んだものも少なくないでしょう。
東京は、リーグ戦ではまったくそういう経験がなく、選手だけではなく、マッシモ監督も残留争いならあっても、スクデットを争った経験はないはず。
なにか積み重ねの差のようなものも感じました。
でも、東京もここで少し経験したわけでしょ、悔しいなら、これを積み重ねて糧にしなくちゃ。


試合に戻って考えると、ここは、今季の東京らしく、もっと徹底的に塩っぱい試合に持ち込んだらよかったかな~
引き分けならずっとマシだったのですし。
ただ、今日の浦和の勢いでは引き分けなんか許してもらえそうもないけど。
でも、1失点のうちは、歯を食いしばってカメさんになって、出て行かない方が良かったと思う。
結局出て行って、ボールを奪われて、せっかく2ボランチにしたのに機能せず、数的優位を作られて失点したのだから。

やっぱり東京は東京だった・・・
ここぞというときに・・・
いや、今日はいつもの東京以下の東京でした。

これで優勝とか豪気なことは言わず、まずチームをきちんと立て直しましょう。
川崎戦からずっと失点する試合(しかも早い時間に)が続いています。
「堅守」も怪しいもの。
マッシモ監督は頑固にこれまでのやり方を変えないと思うけど、それならそれで薄い中盤の脇を使われて、サイドチェンジで揺さぶられて、と言う対東京戦術の上を行くようにするしかない・・・
山形戦でも新潟戦でもピンチは同じような形であり、ただ、相手のクオリティーの問題で無失点だったと思います。
妙案はないのだけど、相手の方がハードワークしているようでは、勝てるはずはありません。