J3第34節 東京U23×セレッソU23・・・ナオ最後の試合(前編)。かわいい写真付き。

前日の味スタからの続き・・・というわけではないのですが。カテゴリーも違うし。
でも、ナオのラストダンスという意味で、この試合は「昨日の続き」

前日マリノスから東京のクラブスタッフ特にメディカルスタッフ、選手サポ、小平のクラブハウスのおばちゃんにまであらん限りの感謝を示したナオでした。

そして、この日も、U23のベンチに。
セレッソのベンチには茂庭も。
試合前からナオコールと、モニコールがスタンドから沸いていました。

前日途中出場だった建英くんがスタメン。
オーバーエイジでヨネちゃんがスタメン・・・安間さんはヨネちゃんがあまり好みではなかったのか。ヨネちゃんのパフォーマンスもトップチームではあまり良くなかったとは思うけど。
U23では、ヨネちゃんはやはり反則なくらい広いプレーエリア、奪取力を見せていました。


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試合は立ち上がり早々に動きました。
柳からだったか、ロングボールをインスが受けて原くんがちょっと触ってまたインスが相手DFを振り切って抜け出し、クロス、右サイドのジャキットがフリーで落ち着いてシュート。



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インスのスピードに乗った突破がすばらしく、走り込んでいたジャキットもよかったし、二人だけでなく周りの選手たちの動きもよく、良いゴールでした。


特に前半は東京の若い選手たちが躍動し、見てて面白くすがすがしいものでした。

前日、トップチームも14本のシュートを打ち、決して引きっぱなしの試合をしたわけではなく、それなりに攻撃の形もできていました。
この日、U23は後半ナオが出てくるまで疲労のせいか、押し込まれてしまいましたが、前半の面白さはトップチームではあまり感じられなかったもの。
なぜか考えて見ると、これは感覚的なものでしかないのかもしれないけど、建英くんからも原くんからもインスからも内田くんからも、点が獲りたくてたまらない、攻撃したくてたまらないという気持ちが伝わってくること。
さらには結局U23では、積み重ねてきたものが実りはじめていて、何度かきれいな形で連携ができている、ということ。
一昨年立ち上げたこのチームは、そのときには本当に緊張のあまり縮み上がったプレーをしていたし、今年も組み合わせによってほとんど高校生チームになったときの相手が鹿児島のような力のあるチームだと、大敗してしまうこともありましたが、諒也、柳あたりが揃っていればそうそう負けないチームに育ってきました。
前の選手たちは建英くんのような並外れたテクニシャンもいてボールが収まるし、楽しそうにプレーしています。
この試合に怜くんがいないのは、本当に残念だけど、まずは怪我を治して、来季には元気にプレーしてほしい。
ナオは、玲くんに向けても「怪我もリハビリも、無駄になることはない」と、メッセージを送って励ましていました。
この後、原くんもナオに励まされた一人であることがわかり、ナオの気配りと言葉の力を、また知ることになりました。

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蘇我夫お気に入りの内田くん。


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インスを追いこす建英。

前半はもう1点くらいほしかったけど、このまま。
暖かい日差しの下、若い選手が生き生きとプレーしていました。むろん、ヨネちゃんが右に左に上に下に、動き回って支えていたのですが。


後半は東京に疲れが見えて、セレッソに押し込まれ始めました。
それでもチャンスはあり、原くんがシュートを。


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残念ながら外した・・・


後半62分に建英くんに代わって佐々木渉
ようやく30分くらいはプレーできるようになって、よかった・・・建英くんがいなくなると、ボールの収まりがあまり良くなくなるのだけど、渉はまた、センスの良いパスを何度か見せていました。
この試合の後すぐに渉が契約非継続になるとは、わたしは夢にも思わず、この調子なら来季はもっとプレーが見られるな、なんて期待したのですが。
今日トライアウトに出ていましたが、選手が続けられますように、いいチームに入れますように。

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その後ジャキットに代わってリッピ、しかし試合に入れない感じでセレッソに押し込まれる展開はあまり変わらず・・・

そして、83分。
躍動していたインスに代わって、ナオ。
ナオコールと、モニコールが続く・・・
だけど、ビハインドの状況で、セレッソがわざわざDFを出す義理はない。
と、思っていたのですが。

これがまあ、U23のいいところ・・・というのか。
U23以外のJ3チームなら絶対にあり得ないけど。

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熊弟さん、粋な計らいというのか・・・
正直、J3リーグのリーグ戦だと考えれば、ちょっと落ち着かない気分になりますが・・・引退試合でも花試合でもない、リーグ戦なんだから。
と、理屈をこねながら、「モ、二、ワ!」をやるワタクシ。

しかもあれですよ、モニが入ってから決勝点献上と。
いいのかねぇ・・・まあこれもナオの人徳のなせるわざ、と。



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ナオが入ってから、はっきりとナオを見て、ナオにパスを出し続けたヨネちゃん。



押され気味でしたが、ナオが入ってから、また若い選手たちもギアが上がったようでした。
そして、CK・・・
前日も一回CKを蹴ったナオでしたが、蘇我夫が「まーっすぐ飛んでくるよ」という通りに、まっすぐなボールで得点に結びつくことはなく・・・
この日も「またまっすぐなボールだよ」と蘇我夫はくさす。


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なんだっていいのさ、原大智の頭に合って、ゴール。
原くんも2年前に骨折で入院中、ナオに励まされた選手でした。

こうして、最後の試合でアシストを記録したナオでした。


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かわいいでしょ、ひよこくんたちが大喜び、なんてすてきな笑顔なんでしょう。




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これがピッチ上のナオの最後の姿。



この後、やはりCKから1点返され、それもゴールライン上のナオの頭を越えて入る、というおまけつき。



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ホイッスルが鳴って、ナオに抱きついて離れないヨネ。
泣いていました・・・それを見てまた泣くわたし。
お互い膝の大怪我で苦しんだ仲間。
ヨネちゃんには、ナオの存在がどれだけ励みになったか。



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モニ。


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最後の試合球を少年のようにしっかり抱えて離さないナオ。


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ナオの最後の試合、勝ってよかった。
今季最後の試合、勝ってよかった。



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セレッソサポの皆さん、ありがとうございました。



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忠さん、お疲れ様でした。


後編に続く。