武蔵府中熊野神社古墳〜四角の上に丸。
まりこふんさんには遠く及ばないけど、古墳好きです。
古墳ゆうたかて、でっかいお墓、死んだ人埋めたとこがなんでいいのよ?
と、おっしゃる向きもありましょうが。
しかし、世界中の名所旧跡にはお墓が多いことも確かです、ピラミッドとかね。
で、日本で一番でっかい古墳は、教科書にも載っている大仙古墳です。
6年前に百舌鳥古墳群を訪ねました。
関東の古墳にも行きたいと思いながらなかなか実現できなかったのですが、とりあえず一番近場の古墳を制覇しようと。
東京サポにはおなじみ、南武線の分倍河原の一つ手前、西府駅で降ります。
新型コロナの第3波も来てしまったし、もう遠出はやめた方が良さそう。
今年は赤にダブル取ったので、気分いいからさきたま古墳群にも行きたかった(←わかりにくい)けど、しばらく自粛です。
この分倍河原、府中近辺が限界か…むろん、どこへでも行こうと思えば行けるのですが。
西府で降りて、しばらくテクテク歩いていくと、住宅地の中に突然古墳が。
後でわかったけど、うちは裏から行ってしまった。
熊野神社に隣接して展示館があります。
復元された石室もありますが、コロナの影響で非公開になってしまった…
古墳時代としては末期になる7世紀の中頃に築造されたそうで、「上円下方墳」という珍しい形。
石が葺かれている上円下方墳では最大規模で最も古いものだそうです。
副葬品はほとんど失われてしまったのですが、出土した鞘尻金具には富本銭と同じ七曜紋がついています。
武蔵国の相当な有力者のお墓のようです。
多摩地方にはたくさんの古墳、古墳群があるのですって。
ふむう〜知らなんだ〜
古墳めぐりでもしようか、と思っても埋め戻されていたり、ちょっとした小山だったりで、この熊野神社古墳のようにきれいに残って整備された古墳は多くはないようです。
神社に守られていたので、周囲ギリギリまで住宅地ですが、古墳はそのままの姿で残ったのでしょう。
ここから駅に戻り、分倍河原へ、郷土の森博物館へ行きます。
昭和記念公園の紅葉その2
このところ暖かい日が続いていますが、秋は日毎に深まっています。
今週も昭和記念公園で紅葉を眺めながら散歩しました。
この日はデジカメを持っていかなかったので、スマホの写真。
どっちもどっちですけど〜
立川口から入ると、カナールの銀杏並木、ふれあい広場を抜けると最初に目に入るのが、鮮やかに紅葉したトウカエデです。
園内ではあちこちでモミジが紅葉しています。
水鳥の池の前のベンチが好きで、そこでおにぎりを食べていたら、赤とんぼが。
ずっとわたしの足に止まっていました。
暖かくて気持ちよかったのかも。
西立川口からこの語らいの銀杏並木を通って、日本庭園までライトアップされています。
日本庭園だけ夜は入園料1000円ですって。
ライトアップは29日までだそうですが、夜は寒いから行きません〜
この日は時間がなかったので、さっさと歩いて、日本庭園へ。
4、5組のカップルが結婚記念の写真をプロのカメラマンに撮ってもらっていました。
みんな和装で、お嫁さんは金襴緞子に髪型はいまふう。
そういうのが流行ってるんでしょうねえ…おばちゃんにはよくわかりましぇん、不特定多数の人に見られるのも恥ずかしい。
日本庭園から子どもの森の方へ向かい、こもれびの丘を少し歩いて、森の家に出ます。
ヤマガラちゃんも健在でしたが、カラスに意地悪されていた…
カラスめ〜
カナールに戻ると、午後の日差しが黄色い銀杏の葉を照らしていました。
夜の散歩に来た人たちをすれ違いながら、この日の散歩はおしまい、公園を出ました。
昭和記念公園の紅葉その1と、小鳥たち。
昭和記念公園の紅葉がいよいよ見頃になりました。
うちは近いから、ちょっとした時間に散歩に行くので、2週間にわたって紅葉を堪能しました。
これは先週の様子。
以下日本庭園で撮った写真です。
わたしのカメラなので小さいけど、ちょっと可愛い2ショットでしょ。
以上日本庭園。
蘇我夫撮影。
カメラを持っていくと小鳥に出会わないのはうちのデフォになっていて、この日もエナガちゃんいっぱいいたけど、撮れたのはこれくらい。
バーダーじゃないから、ベストショットが撮れるまでじっと待つ、とかめんどくさいことはしないのです。
通りすがりに撮れたら撮るだけ。
蘇我夫撮影。
肉眼ではよくわからなかったけど、声と動作がジョウビタキっぽかった。
今年はまだジョウビタキを間近に見ていない・・・
ガビチョウはかなり図々しいので、わたしのカメラでも撮れました。
彼らが悪いわけではないけど、もう日本の生態系に入り込んでいる。
紅葉シリーズしつこく続きます〜
FC東京、ジェフの最近の試合とユーロプレーオフ決勝
時間的にはユーロプレーオフが先。
WOWWOWはユーロのために契約しているようなもので、
リーガエスパニョーラはほとんど見ない。先日クラシコなぞ見てみるか、と録画したのを見たけど、見慣れないせいか全然おもろうない、と思ったら、クラシコ史上でもかなりひどい試合だったとの評価だったので、なあんだ、そうかやっぱりつまらなかったのか、と変に納得。
で、ユーロプレーオフ決勝、スコットランド・セルビア、ハンガリー・アイスランドを見ました。
どちらも特徴がよく出た面白い試合でした。
わたしはティアニーちゃんがいるのでスコットランドを応援していました。
予想だとテクニックに優れたセルビアが優位(おなじみミリンコビッチサビッチ、ミトロヴィッチもいる)、のようだったけど、アウェイ(一発勝負なのに中立地でできない、コロナのせい?)のスコットランドが積極的に前に出て、後半に先制。
逃げ切りを図って5バックにしたのが失敗、相手を呼び込んで追いつかれ、延長戦は這々の体でPK戦へ。
なんかそうなるかな〜と思った人が外して、スコットランドの勝利でした。
ティアニーちゃん、お疲れ様。しっかりリカバリしてチームに帰ってね。
アイスランドのお家の流儀は相変わらずでした。守って、ドカン、と蹴って、FKを取ってシグルドソンが決める。
でも、やっぱりマジックマジャールは生きていたようで、終了直前に2ショボスライという若い選手がセンターライン付近からドリドリ走り、PA前で放ったシュートが突き刺さって、逆転勝ち。
アイスランドはあのサッカーではそんなに勝てないなと思いました。
ただ、本戦の組では、アイスランドが入った方が面白そうだったので残念でもあります。
どちらもサッカーの面白さと怖さを感じさせられた試合でした。
サッカーの怖さといえば東京も今季は特に終盤に失点して試合を落とすことが多く、先日の名古屋せんもそう。
帆高もそう言ってたけど・・・
ただ、内容から見ると名古屋が勝って然るべき試合だった。
終了間際まで頑張ったのだからせめて失点しないでドローで終わりたかったけど。
東京の選手にはやはり疲れが蓄積しているように見えた・・・
それと、レアンドロはもうやる気を失ったのでしょうか。
その上あの悪い癖が出て、仮になんとかドローで終わっても嫌な後味が残ることに変わりはない。
ルヴァン準決勝のように貢献してくれた試合もあるけど、わたしはもう来季は契約しなくていいと思っています。
かなりメンタルに問題がある人なのでしょう。
スアレスみたいに改められるかどうか、でも噛み付くより肘打ちの方が出やすそうだし・・・
ともかく嫌な気分になってしまいました。
明日の仙台戦には、東がベンチ入りするらしいとのこと。
最近の東京には朗報です。
仙台も前節勝って勢いがついただろうし、ホーム初勝利を切望しているでしょう。
なんだか東京はあまり・・・とネガティブになってしまうけど、ACL前の最後の試合、帰国後のリーグ戦はおそらくサブ組と高校生で編成されるので、ここで勝たないと・・・とは思います。
ジェフの方はめでたく2連勝。
特に先日の34節新潟戦は集中していて、切り替えも早くてとてもいい試合でした。
次は長崎か・・・
大竹とかケイマンとか見たいけど、フクアリには到底遠くていけない。
大竹やケイマンには他の試合で頑張ってもらって、ジェフは3連勝してね。
わたしのユニはクレーべなので、新潟でのゴールは嬉しかったです。
府中市立美術館「日本の美術を貫く炎の筆《線》」〜受付嬢は東京サポ。
秋晴れの爽やかな昨日、府中の森と、府中市立美術館へ行ってきました。
ステイホームで籠っていた時に、外に出かけられるようになったら、感染リスクの低い多摩地区周辺で、どこか行くところはないかと調べて、府中市立美術館もリストアップ。
その後体調を崩して心ならずも、病院と家に籠る羽目になり、このところようやく良くなったので、出かけました。
美術館のある府中の森公園には、一度郷土の森と間違えて行ったことがあり、また府中の森芸術劇場にも姪っ子の出演する舞台を見に行ったことがあります。
でも美術館には行ったことがなかったというか、存在も調べるまで知らなかった。
公園は、市民の憩いの場という感じで、中に小ぢんまりした日本庭園などもありますが、わざわざ電車で訪ねるのも〜という感じ。
でも、武蔵野の林は秋の色に染まって、趣がありました。
なぜか所々に丸い古墳みたいな低い丘があり、真ん中にかなり広い丸い芝生の丘があって、小学生の一団がお弁当を広げていました。
美術館は武蔵野の森を抜けて、今は水のない水遊び場の向こうにあります。
思ったより立派な建物。
主な所蔵作品は牛島憲之の遺族から100点ほど寄贈されたもので、牛島憲之記念館という名前でもあります。
といってもわたしはその人の名前を初めて知ったのだけど。府中の人ではないけど、よく府中にスケッチに行った縁で、遺族が作品を寄贈されたのだそうです。
主な作品は出張中でしたが、2、3の絵を見たら坂本繁二郎っぽい柔らかな色調で穏やかな印象の作品でした。
展覧会は「日本の美術を貫く炎の筆《線》」。
なかなか面白い視点だと思う。
まず入ると、手指の消毒と体温チェックはどこも同じ。
そして、受付で氏名と連絡先を書くのも感染対策。
わたしが用紙に記入していると、リュックにつけたドロンパのしっぽ(丸いバージョン)を見つけた受付のお嬢さん、それを指差して
「FC東京!」
わたしが「ええ、明日試合ですね。」と言うと、
「わたし行きます!」
「わたしは体調を考えて、残念ながら行けないけど、わたしの分も拍手してきてください。」
このところ勝てないですね〜明日は勝って欲しいですね〜
などと盛り上がってから、2階の展示場へ。
館内は思ったよりずっと広く、立派な美術館です。
2000年の創立で今年20周年になるので、本当は大々的な催しが予定されていたようですが、コロナ禍によって中止。
その代わりというのではないようだけど、休館期間が明けた後、この展覧会を企画したそうです。
時間が限られていた中での準備だったのかもしれないけど、キュレーターがとてもよく考えて工夫したようで、見応えのある展覧会になっていました。
縄文から眉毛まで、というサブタイトルのように、まず縄文土器が展示され、その土器に施された独特の線を見ることから始まります。府中市の本宿から見事な縄文土器が出土しているのと、長野県茅野市から借りたものなどが展示されていました。
そこから時代を追って、「線」をテーマに展示が続きます。
展示作品も多くて、作者も多岐に渡り、楽しめました。
「線」というテーマでいえば、仙涯義梵のヘタウマっぽいサラサラと描かれた仏画(布袋さんとかを仏画というのか知らないけど)とか、墨だけで書かれたものが面白い。
初期の小品ですがわたしの好きな松本竣介の街の絵もありました。
棟方志功のド迫力な版画も、「線」のテーマに相応しいと思います。
作品中、一番ふふふふ、と笑っちゃったのは児玉善三郎という作家の松の絵。
一番ビックリしたのは、漫画は確かに「線」が重要なものですが、その作品として、なんと谷岡ヤスジの作品が展示されていたこと。
まあ鼻血とか、すごい線ですものね。
ヤングジャンプに連載されていた4コマ漫画の原稿が何枚か展示されていたけど、今だったら絶対日の目を見ないような言葉もあり・・・激越な人だったなあ。
現代作家の作品も面白かったです
ポスターに使われている丸岡恭子という作家の「マイナスの質量」という作品、力強さにきれいさもあり、面白い。
糀田ちひろという人のボールペンでひたすらグリグリ線を描きなぞり、天井まで届くほどいっぱいに黒々した塊にした作品は・・・怖かった。
キュレーターやスタッフの熱意や努力が伝わる展覧会でした。
常設展も見ると、足がちょっと疲れた・・・
で、一階にちょっとオサレなカフェがあるのです。
外のテラスでお茶とドルチェを頂きました。
甘味は抑えめ。
美味しく頂いていたら、近くの木にヤマガラのペアが飛んできて、楽しそうに囀っていました。
いい場所を見つけました〜
受付嬢さん、今日は風邪ひかないように、しっかり応援してね。
そして、喜んで帰れるように!
「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」とおやつパン。
コロナ禍が来てから、本当に遠出しなくなったのですが、お天気は良いし、ここ2ヶ月は意に反して閉じこもっていたので、たまには美術館になぞ行きたい〜ということに。
最近はどこの美術館博物館も予約制になっていて、混雑することはないようです。
場所もまあ恵比寿から歩くくらいならいいか・・・と、山種美術館へ、猫ちゃんの絵を見に。
絵画といっても本当に色々、来年日本に来るというカラヴァッジョの「キリストの埋葬」のような、見るものに激しいインパクトを与えるものや、子どもでも知っているムンクの「叫び」のような不安を掻き立てるもの、ラ・トゥールのようなきれいだけど何か?(個人の感想です)みたいな絵もある・・・
日本画も色々だけど、西洋絵画に比べるとどちらかと言えば押しの強くない作品が多い印象、今回の展覧会では、概ねその生き物の愛らしさや美しさ、愛おしさを描いたものが展示され、のんびりのほほ〜んと見るには良いものでした。
山種美術館所蔵の竹内栖鳳を中心に、明治から平成までの日本画が展示されています。
メインは竹内栖鳳の「斑猫」。
静岡県沼津で偶然出会った猫が気に入り、自宅へ連れ帰ったというのだから、野良ちゃんだったのでしょうね。
半野良だったのか、栖鳳に何枚もスケッチさせてあげるくらいには慣れていたようです。
それでも、緑青のような瞳は鋭く、背中を舐める仕草はしなやかだけどすぐ次の行動に移れそうな力強さ、毛並みには金泥を使って、猫の美しさが表現されています。
栖鳳の動物画は「匂いまで描く」とか言われるほど写実に優れていたそうです。
作品によっては日本画らしい省略されたものもあり、ミミズクの絵などは、その枯淡な筆致で描かれた姿がとても愛らしい。
風に揺れる青い笹とツバメの絵も、軽く描いたように見えるけど、夏の爽やかな気配が伝わる作品です。
栖鳳の作品の他に、その弟子に当たる画家の作品も展示されていました。
日本画家には全く知識がないので、橋本関雪、上村松篁くらいしか知らなかったのですが、西山翠嶂の作品「狗子」がコロコロと愛らしくて気に入りました。
しかし、日本画に親しむ機会が多くなかったせいか、無知なことに、名前を隠して絵を見せられたら、誰の作品かほとんど当てられそうにない・・・
ただ、奥村土牛だけは、個性が際立っていて、わたしのようなど素人でもわかります。
鹿とか犬とかどれも顔がくっきりと三角・・・うさぎの顔も変わってる・・・
可愛いかどうかはともかく、面白い。
愛らしい、ユーモラスな、体温が伝わるような、あるいは絵画的で美しい、さまざまな動物、鳥の絵を堪能して、グッズショップでおみやを。
結局栖鳳4作品、西山翠嶂1作品を選びました。
そしてテクテク歩いて恵比寿駅に帰り、アトレでル・グルニエ・ア・パンでおやつのパンを。
クロワッサン・ポムと名前忘れたけどブリオッシュ生地にカスタードクリームの入ったパン。
りんごの下にカスタードクリームが入っています。りんごの酸っぱさとよく合う。
ブリオッシュの方はたっぷりのバニラカスタードがとても美味しい。
恵比寿には他にも美味しいパン屋さんがあるようですが、ここはアトレの中で買いやすい。
恵比寿に出かけた時の楽しみの一つです。
昭和記念公園の銀杏並木とヤマガラ。
近いので、ちょっと散歩する時間がある時には昭和記念公園に行きます。
3日から銀杏並木と日本庭園のライトアップが始まったのですが、夜散歩は寒いから無理。
今の体調が無理、というより元々散歩散策は明るい時間にするものだと思っているので・・・
おデートなら夜のお散歩も良いでしょうけど。
今年は長雨のせいか紅葉も遅れ気味、モミジの葉も痛んでいるものが多く、あまり期待はできませんがどうでしょうか。
この時期昭和記念公園に来たことがある人なら知っているでしょう、銀杏並木にはギンナンがびっしりと落ちていて、臭いことクチャイこと。
熱心に拾っている人(主にオババたまにオジジ)がいるけど、公共交通機関では帰らないでほしい〜
まだ全体には黄色くなっていませんが、緑の葉と黄色い葉のグラデーションもきれいです。
すると。
かたらいの並木道の近くで、ヤマガラさんを発見。
わたしのカメラではこれが精一杯。
今回は渓流レストランの前から子どもの森の方へ行き、森の家に寄って、また渓流レストランの方に戻りました。
時間がないので、日本庭園とかこもれびの里の方には行きません。
あちこちでヤマガラの声が聞こえていたので、ちょっと期待していたら。
やはり森の家の周りにもいました。
ここは毎年ヤマガラを見かける場所です。
ただ、暗くてシャッターが下りず、写真は無理・・・
ピンボケでもヤマガラとわかるでしょ。
みんなの原っぱの南花畑では、まだコスモスやケイトウが見頃でした。
公園のTwitterによると、今年はコスモスの花期が長く、紅葉と同時に楽しめることになったそうです。
日本庭園の紅葉は多分来週にはきれいに染まるだろうと思うのですが、それまでコスモスも頑張れるでしょうか。
そして、夜散歩を目掛けてきた人たちとすれ違いながら帰りました。