最近観た美術展3つ~ルドン等、ネコライオン、アメリカン・ポップアート

何かしているようでたいしたことは何もしてないのに、あっという間に毎日が過ぎていく・・・
最近読んだ本、観た美術展についても記録のつもりでアップしたいのに、追いつかない。
 
いいかげんな備忘録として書いておきます。
 
暑い盛りに美術館なら場所に寄っちゃ空いてるし、涼しいからという理由でいくつか出かけました。
 
まずは東京八重洲にあるブリジストン美術館
「色を見る、色を楽しむ。ールドンの夢想。マチスのジャズ・・・」
というタイトルで、ブリジストン所蔵の作品を構成したもの。
小品がほとんどですが、なかなか面白く、ルドンの真っ黒な版画も久しぶりに見て、やっぱりいいなと思いました。
(この展覧会、千葉市立美術館の「ルオー展」とコラボだとか。残念ながらまだそちらへは行ってません。)
北京生まれでパリに渡り1964年にフランス国籍を取得し、今年4月92歳で亡くなったザオ・ウーキーという画家の作品のいくつかも、追悼のために展示されていました。
美しい作品で、いかにも長生きした人の絵という感じ。
画像貼り付けはNGなので、興味のある方はこちらを↑
 
そして、NHKBSで大好きな番組「世界ネコ歩き」の岩合さんの作品展「ネコライオン」
これはうちが好きな東京都写真美術館
 
ネコもライオンもよく似た動作があるかと思えば、ずいぶん違うところもあり。
ライオンは言う間でもなく野生なので、厳しい場面もあります。戦いで相手の首に噛みついて窒息させている写真などは、厳粛さを感じさせます。
ネコも野良ちゃんは厳しい環境に生きていますが、どことなくやはりネコで、人間とつかず離れずにうまくやっている。
ネコもライオンもフォルムの美しさが、岩合さんの写真にはよく出ています。
それに並び方の面白さとか。
 
六本木の国立新美術館で「アメリカン・ポップ・アート展」。
 
こちらのHPはポップアートらしくて、とても面白いからご覧ください。
 
アンディ・ウオーホールのキャンベルの缶や、毛沢東マリリン・モンローなど改めて面白いと思いましたが、ポップアートってやったもん勝ち。
まずは着想の面白さ、斬新さで決まるようです。
絵画としては、美術展の最初に展示されているロバート・ラウシェンバーグがわたしには発見でした。
抽象表現主義の流れにある作品で、どれも面白い。
わたしにとって絵画として面白いと感じるのはこのあたりまで・・・
でもないか、ジャスパー・ジョーンズも面白かった。黒いアメリカ合衆国地図はとてもインパクトがあります。
 
どの作品も見てほほ~と思ったり、ビックリしたりという楽しさや、場合によっては気味悪さがあって、見飽きません。
 
ずいぶん違う印象の三つの美術展ですが、暑い日にはなるべく空いている美術館へ行って涼む。これはなかなか良い過ごし方ではないかと。