岐阜旅行~高山の古い町並、新宿駅並の人出にはじき出されて国分寺へ。

10月27日から29日まで、飛騨高山から岐阜を訪ねました。
わたくし岐阜県には初旅行。
ずっと前から高山の古い町へ行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく・・・長良川競技場もいまいち行きたいようなスタジアムには見えなかったし・・・
しかし今回行ってみて、もっと前に行っとけば良かったなあ・・・吉本が岐阜に在籍してたあたりならまだ良かったんじゃないかなあ・・・などと思いました。

何しろたいへんな人出なのです。
特に外国人観光客に。いかにも日本・・・という感じなんでしょうか。


先走ってしまいました。

ともかく名古屋から岐阜へ、岐阜駅からワイドビューひだ号に乗って高山を目指します。


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行きは臨時列車だったせいか、指定席は空いていて、わたしたちの他は関西地方から来たとおぼしきおばちゃん2人組だけ、岐阜から高山の手前の下呂温泉まで乗っていたけど、その2時間以上しゃべり続け。すごいなあ。
車窓からはすばらしい景色が望めました。

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飛騨川を眼下に、高山に近づくにつれ深まる山の紅葉に彩られて美しい景色が続きます。
地質のせいか、飛騨川は青緑というか不思議な色でした。

上2枚は蘇我夫がスマホで撮ったもの。
実はワタクシ、2時間半ほどの行程の半分くらい寝てた・・・帰りは絶景を見逃すまいと頑張って起きてました。


高山に着くと、空気がひんやり感じられました。

お昼にお蕎麦を食べて、まずは陣屋に行き、それから古い町並みを訪ねる、というコース。


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陣屋とは、直轄領の飛騨国における江戸幕府の出張機関で、郡代つまりお代官様の屋敷と行政機関、裁判所、刑務所が一緒になったようなところです。
全国で唯一江戸時代の建物が残っているのだそうです。


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いきなり細かいところからですが。
かわいいうさぎの釘隠し。



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よくわからんが一応梁を撮る蘇我夫。


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よくわからんが一応石組みを撮るワタクシ。


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紅葉がきれいな庭。


陣屋には、たぶん平和な日常が時間的には長かっただろうと思うけど、歴史に残っているのは、血なまぐさい跡が多くあります。


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お白洲。
全部は写ってないけど、いろいろな拷問道具・・・こわいよう。
お代官様おねげえでごぜえますだ~


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(上3枚蘇我夫撮影)
百姓一揆である大原騒動で打ち首になった善九郎の妻への遺言状。
愛情溢れる文面、なんとも悲痛で可哀想としか・・・

こういう騒動が起きると、農民には打ち首、遠島といった苛烈な処分が科されるのですが、お代官も幕府から厳しいご沙汰があったそうです。
写真は撮らなかったけど、屋敷のどこかの門には血の跡も残っているとか。
大原騒動↓



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台所の御釜を撮ってみました。



なんかこわかったね~と言いながら古い町並に向かう。
陣屋でもヨーロッパのどこかから見えたような観光客が見学していたけど(面白いんだろうか?)、そんなに混ではいなかったのですが、外の道に出たとたん、あらま、歩道が人でいっぱい。

古い町並へ行くと・・・




げっ。

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まともに歩けない。
写真どころでない。

しかも大部分が外国からのお客様。
日本人に見えるのは、おおむね中国からのみなさんです。


なんとか人のいないところを撮った写真・・・

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蘇我夫撮影)


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(ワタクシ撮影)


そして、すっかり意気消沈、戦意阻喪。
古い町並を出て、国分寺へ。

飛騨国分寺↓

ここはなぜかあまり人がいなくて、ほっと一息。

天平時代に創建された国分寺JR中央線国分寺駅近くの武蔵国国分寺と同じく聖武天皇詔勅によって建てられました。

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鐘楼と樹齢1250年以上という大銀杏。


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室町時代の創建という本堂。


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大銀杏の洞の中に、石仏が。


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三重塔と紅葉。
(以上ワタクシ撮影)




高山の街には、あちこちにちいさなほこらがあり、「秋葉様」という火除けの神様を祀っています。

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そして、こちらは国分寺の前にあったさるぼぼ堂。

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(以上蘇我夫撮影)



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さるぼぼとは猿の赤ちゃんの意味だそうで、飛騨の郷土玩具であり、お守りのようなものだとか。
朝市でも売っていました。
小さいのはかわいいけど、大きいのは微妙・・・




国分寺辺りで日が暮れてきて、さらに空気が冷たくなりました。

それにしても古い町並の熱気はすごかった・・・
東京都民ですが、スタジアム以外での人混みは苦手なので、かなりヘコみました。


しかし。
幸いにも古い町並の近くに宿をとったので、翌朝リベンジすることに。



それはまた次回。