山田和樹 マーラー・ツィルクス 第3回

もう先週の土曜日のこと。
第2回が2月22日、一週間とあけずに28日、第3回です。

武満徹の映画音楽、3つ。
それに、マーラー交響曲第3番 ニ短調

武満徹の映画音楽は弦楽オーケストラ。
勅使河原宏の「ホゼー・トレス」より「訓練と休息の音楽」、今村昌平の「黒い雨」から「葬送の音楽」、勅使河原の「他人の顔」より「ワルツ」。
どれも一癖も二癖もある作家の個性的な映画のための音楽です。
面白かった。

マーラーの3番は、公演前のトークで山田さんも「とっつきにくいという人が多い」と言ってましたが、わたしもあんまりよくわからない~
で、山田さんは「第1,第2ガマンしてください。3,4楽章ガマンしてください。」と笑いを誘い、第6楽章まで待っててね、と言ったわけではないけど、そんな感じでした。
でも実際聞くと、第1、第2楽章はなんとなくピントをしぼりにくい印象ですが、だんだん楽しく聞けるようになりました。
アルトの独唱、児童合唱と女声合唱はやはりいいですし。

第6楽章は、丁寧に音を大事に演奏されていました。
100分の交響曲をしめくくる美しい楽章です。

100分というと長い~けど、ほとんど眠くもならず、ガマンするというほどでもありませんでした。

そして、来年の第2期に期待が膨らんだところで、今年のマーラー・ツィルクスはこれでしまい。