#その他映画

映画館で映画を観た〜サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)〜圧倒的なソウル!

新型コロナワクチン2回したし、それでも感染ることはあるにしても確率は下がり、重症化リスクはかなり下がるそうだし、映画館も感染防止策はしっかり取っているので、たまには映画館で映画を見よう、ということになりました。 たま、どころか、「パラサイト…

久しぶりにうちで映画を〜「エクストリーム・ジョブ」

なんだかんだで映画をゆっくり見る気分にならず、TVで韓流ドラマを見ていたりしました。 それでもたまに見てたのですが、もう忘れた。 2本韓流映画を見たなあ…1本は李氏朝鮮史上最悪の暴君燕山君が飼っていた異形の動物が怪物化して大暴れ、それを冤罪だかな…

家で映画でも〜「天国は待ってくれる」

先日BSプレミアムで放映されたのを録画して見ました。 知らなかったけど、2007年に同じタイトルで清木場俊介という人の映画があったのね。 こっちは1943年の映画です。 天国は待ってくれる エルンスト・ルビッチ監督 1943年アメリカ制作 ストーリー紹介は映…

家で映画でも〜「イエスタデイ」

新型コロナの状況はこれまでより悪くなっているのに、諸々理由はあることですが、外出自粛とはならず、もうどこで感染しても不思議ではなくなりました。 こっちは退院したけど治療継続中の身、フクアリはもちろん味スタにも行かず、なるべくうちに籠っている…

家で映画でも〜「ゴダールの決別」

「家で映画でも」シリーズ?もこれで最後です。 まだまだ映画館で見るのは心配だから、これからも家で見るだろうと思うけど、今度はどういう括りにしようかしら? 「サッカーの合間に」とか? 実際、イングランドPLもセリエAもJリーグも過密日程なので、見る…

家で映画でも〜「情婦」

「家で映画でも」シリーズも残り2本となりました。 書き終わったらどうしようかな…東京は感染者が増える一方なので、本当は「Dead don't Die」を映画館で見たいのですが、なんだか心配だし… またWOWWOWで放送されたのを見るしかないのかな、サッカーの合間を…

家で映画でも〜「知りすぎていた男」

最後の3本は、巨匠と言われる監督の作品です。 「偉大なるマルグリット」も面白かったけど、とりあえず安心のブランドを… ということで、 「知りすぎていた男」 アルフレッド・ヒッチコック監督 1956年の制作 またどうでもいいことですが、実はワタクシ、ヒ…

家で映画でも〜「ゴールデン・リバー」

すでにいろんな人がレヴューに書いているように、この邦題はいただけません。 原題通り"The Sisters Brothers"の方がずっと良かった。 砂金取りに行く話なので「ゴールデン・リバー」なのでしょうが、個性のないタイトルになってしまいました。 「ゴールデン…

家で映画でも〜「偉大なるマルグリット」

土曜日にはJ1が再開されてしまうのですよ… ああ嫌だ嫌だ、また心配とため息と、動悸と、無駄な興奮の日が来る… え? 嫌なら見なきゃいい? 全くその通り。 しかしサポですから。見てしまうのです。 わたしは超ネガティブサポなので、もう心配で仕方ないけど…

家で映画でも〜「ブロークン・フラワーズ」

さりげなくヴェルディ「運命の力」はスルーして、と。 ヴェルディと言ってもあの緑ではなく、イタリアのオペラ作家は好きなのですがね、「運命の力」はちょっと重くて書くのがしんどいので、置いといて、と。 「ブロークン・フラワーズ」 ジム・ジャームッシ…

家で映画でも〜「隣の影」

「家で映画でも」史上、初の録画消去作品です。 Amazon primeで見る他は、BSで録画したものを見て、DVDに落としています。 が、たまにこれはもう2度と見ない…というのもあり、今回のがそれ。 隣の影 ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン 2017年アイ…

家で映画でも〜川島雄三2作品

大変だ、明日にはJ2とJ3が再開してしまう〜 J3の方は東京U-23が撤退したので、気楽に見られるようになったけど、J2はそうはいかない。 ユン様ジェフがどうなるか、この中断はジェフには良かったと思っているのですが、いきなり大宮ですからね〜 と、サッカー…

家で映画でも〜「安市城グレートバトル」

TVで韓国時代劇は時々見ています。 いつだったかなんとなく見たものの中に、この映画と同じ唐の太宗による高句麗侵攻のドラマがありました。 それでヨン・ゲソムンという将軍が高句麗を守った英雄であることを知りました。 それくらいの予備知識しかない状態…

家で映画でも〜「天使の分け前」

プレミアリーグが始まって、よせばいいのに全部の試合をフルタイムで見ると、本当に映画を見る時間がなくなってしまいます。 (そして疲れて、不機嫌になる、何なんだ?) そもそもアレですよ、ステイホームで外に行けないから、家で映画でも見ましょう、っ…

家で映画でも〜「残菊物語」

このトシになるまでこの作品を見たことがなかったとは、全くもってモッタイナイことをしました。 溝口の作品は1936年の「浪華悲歌」「祇園の姉妹」を見ていますが、これは未見でした。 そして映画好きなら必見、と今更ながら思います。 残菊物語 溝口健二監…

家で映画でも〜「ドッグマン」

ブンデスリーガ、リーガエスパニョーラに続き、イングランドPLも再開されました。 アーセナル・マンCを見たら、始まらんでもよろしがな、と思ってしまいましたが、ヴィラ・シェフィールドUは、面白かったです、いろんな意味で。 来週末からはJリーグも再開す…

家で映画でも〜「監視者たち」

英語の映画、日本語の映画、その他の言語の映画をだいたいですが、順番に見ています。 今回はその他の言語の映画ということで、ハングル語。 「監視者たち」 チョ・ウィソク、キム・ビョンソ監督 2013年韓国の制作です。 面白い、最後まで飽きさせません。 …

家で映画でも〜「エリックを探して」

飛行機の中で映画を見るのは、結構楽しみです。 ここ最近国際便には乗っていないので、そういう機会もありませんが。 「ロード・オブ・ザ・リング」もそれで見たのだけど、ラストの ああっ!指輪が!!! というところで飛行機が着陸態勢に入り、画面が消え…

家で映画でも〜「最高殊勲夫人」

ラザロさんで頭が『?』になってしまったので、今度はアハハ〜と見られる映画を。 最高殊勲夫人 増村保造監督 1959年の制作。 増村としては初期にあたる作品です。 右はスチールなので白黒ですが、映画はカラーです。 週刊明星に連載中の源氏鶏太の同名小説…

家で映画でも〜「幸福なラザロ」

何とも不思議な映画です。 イタリア映画で、「ラザロ」という名前、しかも「幸福な」という形容動詞がついているのだから、見る前からこれは聖書に出てくるラザロだろうな、と想像はつきます。 新約聖書に登場するラザロといえば、 ルカの福音書16章のイエス…

家で映画でも〜「COLD WAR あの歌、2つの心」

「家で映画でも」で見たうち、最も美しく悲痛な作品です。 映画らしい映画を見たという、充足感をたっぷり味わうことができました。 COLD WAR あの歌、2つの心 パヴェウ・パブリコフスキ監督 ポーランド=イギリス=フランス映画 2018年制作 1949年のポーラ…

家で映画でも〜「ギミー・デンジャー」

続けてジム・ジャームッシュ監督の作品です。 しかし、こちらはジャームッシュというより、イギー・ポップの映画。 ギミー・デンジャー ジム・ジャームッシュ監督 2016年の制作 知らない人のために書くと、真ん中の怖い顔した男がイギー・ポップで、この4人…

家で映画でも〜「パターソン」

これは、巣籠もり生活をしているときなどには、特に良い映画ではないかと思います。 愛すべき日常が描かれていて、すごいドラマは何もないけど、見終わって充足感の残るような作品です。 「パターソン」 ジム・ジャームッシュ監督 2016年の作品 ジム・ジャー…

家で映画でも〜「娘・妻・母」

日本の映画監督で一番好きなのは、小津安二郎です。 どのくらい好きか、というと、何か安心した時に、 「ああよかった、あたしすっかり安心したわ。紀子さん、パン食べる?あんぱん」 と、言うくらい好き。 FC東京が2位に終わったら 「今が一番ええ時かもし…

家で映画でも〜「笑う故郷」

アルゼンチンというと、どうしてもマラドーナ、メッシと思い浮かべてしまう。 あとは無理に思い出すと、ボルヘス、コルタサルと、小説家になります。 ボルヘスもコルタサルもそんなに楽に読める作品ではない。 「石蹴り遊び」も相当難渋した挙句、どんな小説…

家で映画でも〜「天使の入江」

Jリーグの再開が決まった〜 J1は7月4日、J2は6月27日だというので、 夫が「何かい?J1は7月4日って1週間も違うのかい?J2は準備が足りなくてもいいってのかい?」と、僻んでいますが… 確かに、移動という点では、J2、J3の方が大変だと思うんだけど。 と、言…

家で映画でも〜「わたしは、ダニエル・ブレイク」

10万円の特別給付金を巡って、何やらあちこちで混乱が起きているとか。 マイナンバーカードを作ろうとする人、持っているけど暗証番号を忘れた人、なんだかんだで郵送の手続きにしておくれ、と役所が言ったら、その書類の「給付金を希望しません」にチェック…

家で映画でも〜「ホワイト・バレット」

「こんな時は家で映画でも見ましょう」 が、タイトルだったのですが、だんだん略してきて「家で映画でも」って、ちょっと趣旨とズレてきましたが、まあいいや。 緊急事態宣言も一応解除されたし…と言っても、新型コロナウィルスがいなくなったわけでなし、世…

こんな時には家で映画でも〜「噂の女」

今日は大好きな監督だけど、未見だった作品を。 噂の女 溝口健二監督 1954年制作 以下、KADOKAWAのHPからコピへしました。 作品トップ キャスト スタッフ INTRODUCTION 華やかな花魁姿の太夫たちの中で、モダンな久我美子の魅力がひときわ目立つ!また、監督…

こんな時は家で映画でも〜「新ドイツ零年」

冒頭から美しい画面に引き込まれていく……ゴダールの作品です。 新ドイツ零年 ジャン=リュック・ゴダール 1991年制作 ベルリンの壁崩壊後のドイツを舞台に、フィクションとドキュメンタリーを交えて西欧史と映画史を交錯させ、国家の「孤独」を浮かび上がら…